ファニスケ企画制作のヒトリシバイナイト33、が無事終了。

イロイロと心配あったんだけど、

蓋を開けてみれば、中々の盛況ぶりで、

反省を残しつつも、成功だったな~。と一安心。


出演者のみなさま、スタッフ、関係者の皆様、ありがとうございました。


にしても、舞台に上がらなくなって、早、数年。

生のステージを見る嫌でもとうずく、役者の血。


ということで、帰りの電車の中で、演技を始めた。




僕は、倒産した町工場のおじさん。

安全カミソリを作り続けて30年。


そこそこ、景気のいい時代もあった。

しかし、調子に乗って新商品を出したのが悪かった。


『絶対に安全なカミソリ』


…これって、全然切れないカミソリじゃん!

そんなジョーク商品を世の中は受け入れてくれなかった。


山済みにされた、絶対安全カミソリから、逃げるように、電車に乗っている。

あてがあるわけじゃない。

ただ、電車に揺られながら、ボンヤリと窓の外を見る。


すると、窓ガラス映る一人の美女。

年恰好から、27,8と言ったところ。


長い髪の黒色と、スレンダーに着こなされたワンピースの黒色。

そして、降りた帳とが、不思議なコントラストを醸し出している。


ハッとして振り向く。


…女房…?


そう。8年前に死んだ女房だった。


…なぜ?


彼女はそっと口を開いた。

「…あなた、こちらへいらっしゃい…」


涙が出そうだった。

僕の事を待っていてくれる人が、いた。


迷いは無かった。

「今、行くね」

心の呟きは、彼女に届いたようで、

彼女は、優しい笑顔で微笑みかけてくれた。


そして、懐から、一本のカミソリを取り出し、僕に差し出した。


「さあ、これで」


…って、これ、絶対に切れないカミソリじゃん…


死んだ女房までが、僕をからかっていた。



…と、気付くと、降りるはずの中野駅は当に通り過ぎ、

終点の立川だった。



さて、今日(火曜)は、ヒトリシバイナイトMAX3。

ヒトリシバイを愛する、ヒトリシバイのベテランの方々の登場です。


これを見た方、間に合ってくれたらいいな。

渋谷のライブハイス『TAKE OFF 7』
19:00~

詳しくは、
03-3477-5876 (TAKE OFF 7)  まで!