2005年03月

ジグソーパズルに学ぶ ② ~完成間際の心理 前編

ジグソーパズルの事を思い出してからというもの、
ジグソーパズルに関して、色々思い起こす事がある。

みなさまに読んでいただけたら、これ幸いだが、
まずは、自分のために整理してみたくなった。

ということで、昨日の、
「ジグソーパズルに学ぶ ①」 ~性格の違いを発見
に続いて、

「ジグソーパズルに学ぶ ②」 ~完成間際の心理 前編

小学校、6年の時の事。
俺は1000ピースのジグソーパズルに挑戦していた。

図柄は、「日本丸」

*当時、俺は自分でパズルを選ぶことなく、
  父親が買ってきてくれるものを楽しく組み立てていた。
  後におもちゃ屋へ連れて行ってもらたとき、
  アニメや映画ポスターなど、華やかなパズルの存在を知り、
  景色や乗り物ばかり買ってきていた父親に、苦言を呈したものである。


大海原に堂々と姿を浮かべる、日本丸。
しかし、これを組み立てるのは、なかなか難を要した。

景色や乗り物の図柄のパズルで、
圧倒的に多く登場する、
「空」と「海」

どちらも、微妙な「青」を判別しなければならない。
時には、海なのか空なのか区別がつかない「青」も存在する。

この「日本丸」のパズルが、まさにそれだった。

しかも、当時(昭和59年引退)では、世界最大級の帆船とあって、
帆が、多すぎ!
そして、
帆が、白すぎ!
と、ただ真っ白いだけのピースの多さに、ひたすら忍耐で挑むしかなかった。

しかし、毎日コツコツやれば、必ず先には進む。
(今の俺に教えてやりたい)

俺は一ヶ月近く使いはしたものの、
ようやく終わりが見えようとしていた。

がしかし、ここで、

「よ~し、一気に組み立てるか!」

とは、ならない。

むしろ、今までよりもペースダウン。
一日にワンピースはめて終わりにする日もあった。

早く完成させてしまえば、次の新しいパズルにいける。
ひたすらはめては外す、単純作業から開放される。
(この単純作業が好きだったのかもしれないが)

そうわかっているのに、

「まだ完成させたくない」 

との思いに囚われてしまう。

なぜ?
なぜ「完成させたくない」と思っていたのだろう?
恐らくではあるが、
俺は一つの答えを見つけた。

それは・・・
       ジグソーパズルに学ぶ ③ ~完成間際の心理 後編 に続く。

ジグソーパズルに学ぶ ① ~性格の違いを発見

沸騰したヤカンの蓋がカタカタ鳴るのを、
念力で止められたら面白いな~と思い、
眉間にしわを寄せて、
「フンッ!」
と、ヤカンを凝視していたら、突然思い出した。

俺、ジグソーパズル、大好きだったなあ。

ジグソーパズル

最後にやったのは、中学1年の時だろうか。
だから、ここ20年近く、ほとんどやっていない。
(なぜ、ほとんどなのかは、またの話)

しかし、ジグソーパズルに虜だった頃の事は、本当によく覚えている。

ジグソーパズルは、人の性格をよく表す。
俺が最初にそれを感じたのは、小学校4年の時だった。

俺には3つ下の弟がいる。
当時、小学校1年の弟と俺は、
両親に一つずつ買ってもらったジグソーパズルを、
それぞれの部屋で作っていた。

俺のは、「アルプスの山々」のパズル。
弟のは、「レーサーバイク」のパズル。

負けず嫌いの弟は、年下にもかかわらず、
俺と同じ、750ピースのパズルに挑戦していた。
そして悔しいことに、弟は俺とほぼ同じペースで組み立てていた。

ある日、俺は弟とつまらないことでケンカをした。

原因は、確か、
「金魚が死んだのは、誰のせい?」
って、ことだったと記憶している。

俺 「お前が金魚に、プロゴルファー猿なんて名前を付けるから死んだんだ!」

弟 「お兄が、金魚は赤色なのに、なんで金魚なの?とか言うから死んだんだ!」


まあ、今思えば、どちらが悪いわけでもなく、
毎朝、家族4人全員が、エサをあげていたから死んだのである。

しかし、兄弟ゲンカは収まる事なく、エスカレートしていった。

そして、2人の怒りの矛先は、それぞれのジグソーパズルへと向かった。

互いの隙を見て、
俺は弟の部屋へ。
弟は俺の部屋へ。

2人は相手の作りかけのジグソーパズルと対峙した。

と、ここでである!!
ここで現われたのだ。
俺と弟の性格の違いが、はっきりと現われたのだ。

弟は、俺の作りかけのジグソーパズルを、メチャクチャに壊した。

俺は、弟の作りかけのジグソーパズルを、全て完成させた。



この性格の違い。
怒りの表現、嫌がらせの方法の違い。

この発見は、小学4年の俺にとって、
パズルを壊された怒りを凌ぐ衝撃を与えた。

この出来事は、
現在、俺が脚本を書く際のキャラクター設定に、
なんとなく生きているような気がする。

書初め

今月もあと数日で終わります。

ついこの前始まった2005年だったのに、
もう、4分の3が過ぎようとしているのです。

時間が経つのが早すぎます。
この3ヶ月で、何か変化したのか、
と言われれば、確かに僕は変化しています。

しかし、変化が小さすぎます。
もっともっと大きな変化を望んでいるのです。
このままでは、今年の忘年会も、楽しいお酒が飲めません。

僕は今一度、
年明け時の、あの想いを、
心に決めた、あの決意を、
自分自身に刻み込まなければいけません。

そのためには、やはり、この気持ちを、
書初めにしたためなくてはなりません。

僕の2005年は書初めから始まったのですから。

今年の一月三日に書いた書初めは、
余りの下手さに、嫌気が差し、
五日には、捨ててしまいました。
至って自然の流れです。

僕は、
正座をし、
背筋を伸ばし、
目を瞑り、
精神統一をはかり、
静かな心で、
パソコンに向かいました。

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引越し その⑤

俺は早速、ビルに挟まれた狭い階段を上り、
無人物件検索マシーンのある部屋へと向かった。
そして、期待に胸を膨らませ、そっとドアを開けた。

・・・すると、

「いらっしゃいませ~!!!」

・・・?
・・・???
・・・いるねえ。・・・うん。
・・・めちゃめちゃいるよねえ。・・・うん。
・・・テ・ン・イ・ン・サ・ン・が・・・

なんで店員がいんの?
無人だって言ったじゃん!
だから俺、安心してやってきたんじゃん!

・・・悪かったよ・・・
俺の早とちりだったよね。
スピーカーから流れるアナウンスは、
「無人物件検索マシーンがある」とは言っていたけど、
「店員がいない」とは、一言も言っていなかったもんね。

そして、アナウンス通り、無人物件検索マシーンはそこにあった。
一台、
二台、
三台、
四台、
・・・・・・4台も!!!

俺の勘違いの上に、4台もマシーンがあっては、
大人しくするしかない俺。
しかも店員は俺に近づいてくる様子もない。

俺はせっかく来たのだからと、
マシーンで検索だけでもして帰ることにした。

マシーンは4台とも誰も使っている様子は無い。
お好きなマシーンでどうぞ、という状態だった。

もしかしたら、俺みたいに、
「検索だけしよう」って目的で店に入る人っていないのかなあ?
俺って、もしかして、セコいのか?

少々弱気になり、恥ずかしさも感じ始めた俺は、
店のカウンターから一番遠いマシーンの前に立った。

しかし、この時の俺にははまだ、余裕があった。
それは、家のパソコンで、あらゆる物件検索のパターンを見てきていたから。
どんな検索形式だろうと、大概スムーズにこなせる自信があった。

「さっさと、渋谷の物件の現状を調べて帰ろう」

俺は早速、マシーンのスタートボタンを押した。

・・・押した。
・・・押した。
・・・押した。

動かない!!!

しかし、店員を呼ぶわけにはいかない。
俺は、何食わぬ顔で、隣のマシーンに移った。

スタートボタンを押す。
しかし、スタートしない。なんで?
ありとあらゆるボタンを押してみる。
しかし、画面は全く動かない。

「あなたのお住まい、らくらく検索」

ここから、ビタ一文動かない。

俺は、3台目のマシーンに移る。
しかし、またまた同じ。
全く動かない。

4台目のマシーンは、カウンターのすぐ横。
つまり、店員が、すぐ横にいる。
借りる予定が未定の俺にとって、店員ほど怖いものは無い。
しかし、3台のマシーンに裏切られ、
今更後に引けない状況になっていた俺。

俺は最後のマシーンに望みを託した。

動け~~~~っ!!!

・・・動かなかった。

なんで?
4台もあって、なんで一台も動かない?

すると俺に話しかける女性の声。

「すいません。ただいまそちらの機械、全て調整中になっておりまして。
 お話のほう、こちらで伺いますので、どうぞ~」


そうかあ~、そういうことだったのか~

店の外で俺が聞いた、あのアナウンス自体が、
俺を店内に誘い込む「エサ」だったのだ。

俺は、
「あ、え~と~、大丈夫です~はい。」
と、足早に店を後にした。

店の前では相変わらず、

「 無人物件検索マシーンにお任せください。
 理想のお住まい、希望のお住まいがきっと見つかります。
 最新物件を多数取り揃えた、無人物件検索マシーン、
 是非、御気軽にご利用ください」


と、素敵な声が流れていた。

俺の渋谷物件探しは、まだ始まったばかりである。

                               引越しコラム 第一弾 完

引越し その④

渋谷に引っ越そうと思い立って、
とりあえず、物件探しを始めてみた俺。

「引越し③」で、書いたように、ネット検索では散々な結果に。

「やっぱ、現場でしょ!!」

ということで、いざ渋谷へ。

一応、ネットでいくつかの不動産屋をピックアップしておいたものの、
実際渋谷に着くと、それがどこにあるのか、まったくわからない。

そもそも、不動産屋は大きな看板を掲げる業種じゃないから、
簡単に見つからないのは、いたしかたがないところか?

俺は、フラフラと渋谷を歩きながら、不動産屋を探した。

平均して、9分に一つの割合で不動産屋を見つける。
その度に、表に掲示された物件を眺める。

しかし、その7割が、渋谷以外の物件。
「中目黒」
「学芸大前」
「浜田山」
「明大前」  などなど

渋谷の不動産屋なら、渋谷にある物件だけ提示してくれりゃーいいのに!

そう思うも、

不動産屋には、不動産屋の事情があんじゃね~の?

と、わかったような大人の理解を示す。

10箇所ほど不動産屋を回ったあたりで、少々疲れ気味に。
いくつかは、候補になる物件を見つけたものの、
まだ、ピンとくる物件にはあたっていない。

やはり、直接店に入って店員に相談しなくちゃダメなのか?

店頭に掲げられた物件が、いわゆる「エサ」物件で、
実際には、存在しないことが多い、との事情を加味しても、
こんなことを繰り返しても意味がなさそうに思えてきた。
「思い切って、店に入ってみるか?」

しかし、俺が引越しを考えているのは、もうちょっと先の未来。
具体的な日取りが見えていないのに、店員に相談なんかしたら、
それこそ、冷やかしというもの。

俺は一回目の実地調査を終え、家へ帰ろうと渋谷駅に向かった。

と、その時、スピーカーから素敵な案内が聞こえてきた。

「みなさまのお住まいは、
 当店2階、無人物件検索マシーンにお任せください。
 理想のお住まい、希望のお住まいがきっと見つかります。
 最新物件を多数取り揃えた、無人物件検索マシーン、
 是非、御気軽にご利用ください」


おお~~!!!!
さすが渋谷!!!
ユーザーの思うところを、キチンと抑えてくるなんて、憎いね~。
無人マシーンだったら、冷やかしと思われることも無く、
しかも、家庭のネット以上の物件探しができるんじゃないの~?

俺は早速、ビルに挟まれた狭い階段を上り、
無人物件検索マシーンのある部屋へと向かった。
そして、期待に胸を膨らませ、そっとドアを開けた。

・・・すると。。。
                            「引越し その⑤」に続く

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